建物の建設現場や外壁工事などには必ず足場が必要となります。
足場を設置することによって、作業者は安心して作業を行えます。
また、足場があることで作業者の安全も守られるでしょう。
また、建設現場など足場が組まれているのと一緒にメッシュシートを見かけることはありませんか。
メッシュシートを足場に張ることによってさまざまなメリットを得ることができます。
メッシュシートが適している理由
建物の外壁塗装や工事の時に、塗料や資材が飛んでしまうことがあります。
また、高所の足場の上で作業を行う際は転落、落下の危険があります。メッシュシートを足場に設置することによって、これらの危険を防ぐことにつながるでしょう。
また、塗料や資材が飛んで、近隣の建物への被害を防止してくれたりもします。
塗料などは私たちが考えている以上に遠くまで飛んでしまうことがあるようです。
例えば、風が吹いている場合などは1キロメートル先まで飛んでいくこともあると言われています。
これは、作業する建物などが高くなるにつれて遠くまで飛んでしまうことにつながります。
このような被害防止のためにも、足場にメッシュシートを設置することは大切な作業のひとつとなるのではないでしょうか。
外壁塗装の時にメッシュシートを設置するメリットとして一番にあげられるのは、風通しがよいことでしょう。
似たようなシートにブルーシートがあります。ブルーシートを被害防止のために使用したら建物内部は風通しが悪く、圧迫感があります。
また、通気性が悪いために風に煽られ足場が倒れてしまう可能性もあるのです。このことからも足場には通気性のよいメッシュシートを張ることがおすすめです。
メッシュシートを張るときに大切なこと
では、足場にメッシュシートを設置する時に何が大切になるのでしょうか。
メッシュシートを足場に設置する場合、その土台となる足場がしっかりと組まれていることが重要です。
次にメッシュシートと足場を緩みなどないよう、しっかりと固定していくことでしょう。
また、メッシュシートは複数枚使用して張っていくためメッシュシート同士も結んでいくことが重要でしょう。
メッシュシートは、パイプの後ろに紐をクロスさせ固定する張り方にしましょう。
メッシュシート同士の張り方も同様にパイプの後ろで紐をクロスさせて固定させることです。
足場の角は隙間を作らないようにする張り方が必要です。万が一、隙間が出来てしまうと強風の際に風が入る場所となり、足場が倒れてしまうことにつながる可能性があるからです。
足場とメッシュシートの間、足場の板の間に隙間を作ることなく固定する張り方は作業者の転落防止などにもつながっていきます。
このように、メッシュシートの張り方により作業者の転落や工具の落下を防止することとなり安全にもつながっていくでしょう。
台風や強風対策について
強風時には、足場にメッシュシートが設置されていることにより足場が倒壊してしまう危険性が高くなります。
足場にメッシュシートが設置されていることで強風にメッシュシートと足場が一緒に煽られてしまう可能性があるからです。
台風のような普段の何十倍にもあたる風ではメッシュシートにかかる負荷は非常に強いものとなります。
メッシュシートが煽られることにより足場が倒れると建設中の建物、最悪の場合には隣家にまで影響を与えてしまいます。
台風が来るときは、事前に予測することができます。
このような場合には、予めメッシュシートを取り外してしまうのがよいでしょう。
取り外すといっても、足場から外してしまうのではなく全部を畳んで、足場にしっかりと縛ることにより倒れることを免れるでしょう。
建物の周りのメッシュシートを外すことにより風は建物を通るため足場の揺れなども最小限にできます。
これによって、足場の倒壊の危険性も最小限にすることができるためおすすめです。
建物の建設現場や外壁塗装の際には、メッシュシートを足場の周りに張りましょう。
メッシュシートがあることによって塗料が遠くまで飛んでいくことを防ぎます。
また、作業員の転落防止や工具の落下防止にもつながります。この際、メッシュシートの張り方に注意することによって安全性も高まるでしょう。
