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くさび型足場とは?知っておきたい基礎知識

 

 

建設現場や外壁塗装などで目にする足場。
実は様々な種類の足場が工事の内容によって組まれています。
そんな中でもメリットの多さから頻繁に利用されるのがくさび型足場です。
今回は、くさび型足場について、どのような足場なのかといった話題を中心に基礎知識について解説します。

 

・くさび型足場とはどんな足場なのか?

くさび型足場とは、正式名称をくさび緊結式足場といい、ハンマーひとつでジョイント部分を固定し、
解除もできる足場です。
一定間隔に緊結部(ジョイント部分)を備えた鋼管と呼ばれるパイプの部材を支柱に
手摺や筋交いなどをくさびで緊結します。
このような構造からくさび型足場という名前が生まれました。
また、現場では商品名のビケからビケ足場という通称も用いられています。
足場としては、簡単に組んだり、解除したりができるため、以前から低層住宅の足場として普及してきました。
しかし、近年では中層建築工事にも用いられ、時に高層建築物の塗装現場でも利用されています。
工期の比較的短い工事や高層建築であっても短期の仮設足場については、
多くの割合を占める足場として利用されています。

 

・くさび型足場のタイプ

くさび型足場は、普及とともに多くの足場メーカーが主に3つのタイプで販売しています。
キャッチャー、ビケ、セブンなどのタイプがあり、それぞれA、B、Cと分類されています。

Aタイプのキャッチャーは、くさび型足場の半数近くを占める主流のタイプです。
支柱についているクサビポケット(コマ)間の有効寸法が450㎜、1層のスパンが1800㎜という規格になっています。
複数のメーカーが採用しているため、互換性が高く、施工解体や他メーカーとの組み合わせができるのがメリットです。

Bタイプのビケは、ビケ足場の語源になったタイプです。
クサビポケットが多く、安定した足場が作りやすい特徴があります。
1層のスパンが1900㎜と若干広めになっているのが特徴です。
安定感がある反面、設置や解体の工数が多くなり、若干手間がかかるデメリットがあります。

Cタイプのセブンは、手摺やブラケットのくさびが鉄板になっているくさび型足場です。
クサビが板状なため、軽く、施工が早い事と、材料の軽さ、扱いやすさといったメリットがあります。
その反面、設置後の利用時に若干揺れやすいというデメリットもあります。
ちなみに規格はAタイプと同じ1800㎜スパンです。

これらのタイプが足場業者によって、それぞれ選ばれている状況です。

 

・くさび型足場の部品の名前

くさび型足場の基本部材構成は、ジャッキ、支柱、手摺、踏板、ブラケット、
筋交、鋼製階段、先行手摺、壁当てジャッキです。

ジャッキと支柱で基本的なくさび型足場の構造を作り、そこに作業をするための手摺、先行手摺、
踏板、踏板などを下から支えるブラケットがあります。
加えて、強度を確保する筋交、上下に移動するための鋼製階段などによって構成されています。
また、壁当てジャッキによって建物と足場の空間を支える部品も使用するなど、
多くの部品で構成されているのが特徴です。

このような部品を組み合わせることによって、いくつかのメリットが得られます。
冒頭でお話ししたハンマー一本で組み立て解体できるといった特徴が最も知られています。
加えてコンパクトで輸送しやすい、他のタイプの足場より、約20%程工期短縮ができるといった点も注目です。

 

まとめ

くさび型足場が高所作業時に作業員の足掛かりに利用される構造物です。
この足場は、ハンマーひとつで組み立てや解体ができることから広く利用されているタイプでもあります。
そして、主に3つのタイプがあり、現在はAタイプといわれるバランスと取れたタイプが主流で、
多くのメーカーが採用しています。
今日も多くの現場で利用されているのがくさび型足場です。

 

秋田県の足場工事のことなら、株式会社シンワにお任せください。


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