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足場の頬杖?正式名称「方杖」の特徴やすじかいとの違いついて紹介

 

 

足場の頬杖という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
実は、この足場部品は正式名称を方杖(ほうづえ)といいます。
今回は、方杖について、どんな足場の部材なのか、
混同されがちなすじかいとの違いはどんなものなのかを中心にお話しします。
この記事を読めばきっと、頬杖と間違えるレベルの理解から、
方杖の基本的な知識を持った状態まで向上するでしょう。

 

・頬杖と間違われる足場の方杖とはどのような部材か?

頬杖と間違われることが度々ある足場の方杖ですが、これは足場の上下を斜め結んでつける部材のことです。
方杖は、足場の垂直方向の部材と水平方向の部材が作る隅の部分を補強するために用いる部材を言います。
そのため、作業者やうえの部材を支えるための重要な存在です。
実際に揺れや風圧で足場の構造が変形するのを防いでいるのは、方杖であり、
安全な作業を行うにはなくてはならない存在といえるでしょう。

 

・もう頬杖と間違えない!方杖の特徴を紹介

方杖の特徴は、強度の向上、揺れの防止といった点が挙げられます。
足場に限らず用いられる方杖は、建築物の場合柱と梁に取り付ける斜め部材として活躍します。
足場以外にも餅られるのは、この強度の向上と揺れの防止に大きな力を発揮するからです。

 

強度の向上として、足場の縦と横の部材の接続部分に斜めにつくことで、
縦の部材への荷重の伝わり方が効率的になります。
例えば、足場の板の上に作業者が乗った場合、方杖がないと支柱の一部分だけで体重を支える必要が出てきます。
この場合は、軽量な作業者であったり、比較的高度の低い足場であれば問題ありません。
しかし、作業者が複数人になったり、2階以上の足場を組んでいく場合、
荷重に対する対応ができなくなってしまいます。
このような状態にさせないのが方杖の特徴です。
方杖が足場の板などの水平部分と支柱などの垂直部分の間に入ることで
足場の板などから来る荷重を効率よく支柱に伝えられます。
これによって支柱と水平部材との交点を結ぶ金具だけに負担がかかることなく、強度が増します。
そして、その足場の持つ、耐荷重性能と安全性を最大限引き出せるのです。

 

また、揺れの防止にも役に立ちます。
足場は作業者や上の階の足場といった上からの荷重だけではなく、
ねじれや風による風圧といった横方向からの荷重がかかります。
これは、上からの荷重と同時にやってくる荷重であり、この荷重を支えないと、
足場が横転したり、崩壊したりします。
こういった状況の中、方杖があることで、横からの荷重やねじれに対しても対応することができ、
それらの力も支柱へ効率よく伝えられるのです。

 

このように上からも横からもやってくる様々な負荷をうまく受け流すという意味で
方杖は大活躍してくれるのが特徴といえるでしょう。

 

・気になる方杖とすじかいとの違いを解説

方杖とすじかいは同じような場所に斜めについています。
この違いは一言でいうと、縦方向に特に強く力を受け流す方杖と横方向に特に強く力を受け流すすじかい
という違いがあります。
また、方杖は小さく、すじかいは大きいというサイズ的なイメージの違いもあります。
方杖は支柱と水平方向の部材との間に小さくついて上からの荷重を特に強く受けるのが特徴です。
それ以上に横方向の力を受け流すのに便利なのが大きなすじかいです。
これは、支柱と支柱の間にクロスするようにつける部材であり、風の対策を特にしっかりしたい場合は、
必須の部材でもあります。

 

まとめ

頬杖と混同されがちな足場の方杖、実際に頬杖として誤用されているケースも少なくありません。
通称でコミュニケーションがとられることも多い建設関連の部材ですが、
方杖の意味を正しく知って使用するようにしましょう。

 

秋田県の足場工事のことなら、株式会社シンワにお任せください。


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