足場の種類について
足場とは
足場とは、建設工事の高所作業で、作業員が安全に作業行うために足掛かりとして設けられる仮設の構造物のことです。
足場や建築工事や解体工事、建物のメンテナンスなどで使用されています!
高所作業での作業者の墜落や物の落下を防ぐため、
足場の手すりや桟、巾木、防網またはメッシュシートの設置などの仕様は、労働衛生規則によって定められています。
足場は自社で所有して組み立てている工事会社や、足場の設置を専門とする会社などが存在しています。
足場の種類
目的や現場の状況に応じた足場を設置するため、建設現場などで使用される足場には種類があります。
今回は、現在よく使用される組立足場である『くさび式足場』『枠組足場』『単管足場』の3種類についてご紹介します。
くさび式足場[くさび緊結式足場]
くさび式足場は『くさび緊結式足場』や、
ハンマー1本で簡単に組み立てが可能で、
国内初めてのくさび式足場の商品名から『ビケ足場』とも呼ばれることもあります。
一定間隔に緊結部を備えた鋼管を支柱とし、手摺や筋交等を支柱の緊結部にくさびで緊結するタイプの足場です。
くさび式足場は、ハンマー一本で組み立てられるのが特徴で、
設置や解体がしやすく、耐久性が高いことがメリットとなります。
また、足場を設置するための作業時間が短く、部材をコンパクトに結束して運搬できます。
そのため、輸送コストも抑えられることから、コストパフォーマンスにも優れているのです。
ただし、設置場所のスペースが必要なため、隣接する建物との距離が近いと設置できない場合もあります。
くさび式足場は、主に低層から中層の建築物の工事で使用されます。
枠組足場[ビティ足場]
枠組足場は最も一般的に使われている足場となります。
門型に溶接されたビティと呼ばれる建枠を用いることから、ビティ足場とも呼ばれており、
建枠にジャッキベースやブレース、脚注ジョイント、鋼製布板などを組み合わせて作り上げられています。
枠組足場はくさび式足場とは違い、ハンマーによる打ち込み作業がありません。
そのため、近隣への騒音が抑えられることがメリットとなります。
組立てや解体が容易で強度が高く、安全性にも耐久性にも優れていますが、
部材が大きいため、搬入するための経路や資材置き場に広いスペースを必要となります。
そのため、隣接する建物との距離が近く、設置スペースが確保できない場合も設置することが出来ません。
枠組足場は、ビルの外壁面など高層建築に関する工事や橋梁工事を中心に使用されています。
単管足場[銅管足場]
単管足場とは、支柱となる鉄パイプの単管[鋼管]をクランプと呼ばれる金具を用いて組み立てていく足場のことです。
かつては丸太の木材が使用されていましたが、昨今では鉄パイプを用いることから、鋼管足場とも呼ばれることもあります。
単管足場は2種類あり、足場板がなく、作業者が2本の鉄パイプの上で作業するタイプは単管抱き足場と言います。
一方、ブラケットという部材で足場板を設置したタイプは、単管ブラケット足場と呼ばれています!
単管足場は、組立てや解体に手間が掛かります。
しかし、鉄パイプの単管[鋼管]とクランプを軸に、柔軟に足場の形状を変化させることが可能で、
足場の幅を自由に設定できるため、狭い場所でも足場を設置できることがメリットとなっています。
一方で、単管抱き足場は、安全性が低いという点もデメリットとなります。
単管足場は、隣接する建物との間隔が狭い場所や狭小地などで使用されています。
組立が簡単で、部材がホームセンターなどでも購入できるので、DIYにもよく使われます。
その他に、足場を設置する際に、先に手すりを設置する手すり先行工法である先行足場、
上部の鉄骨の梁などから吊り下げるタイプの吊り足場、
建物に張出し材と呼ばれる部材を取り付けて、その上に枠組み足場などを組む張出し足場、
キャスターがついた移動可能な足場で、ローリングタワーとも呼ばれている移動式足場、
2台の脚立を並べてその間に足場板を通す簡易的な脚立足場などがあります。
秋田県の足場工事のことなら、株式会社シンワにお任せください。
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営業時間:8:00~17:00 定休日:日曜・祝日
業務内容:足場工事一式(くさび式足場の施工)