主な足場の種類5選!各タイプのメリットやデメリットを紹介
建設工事など高所作業で活躍する仮設設備が足場です。
一方で、足場といってもそのメリットやデメリットを考慮し、設置前に最適な足場の種類の選択が行われている背景もあります。
そこで今回は、足場組み立てで主に用いられる5種類の足場について紹介しましょう。
主な足場5種類を紹介
足場工事で用いられる主な足場は次の5種類です。
・くさび緊結式足場(ビケ足場):ハンマーで組める。
・枠組足場:枠の形をしていて組み立てが容易で高く組みやすい。
・単管足場:パイプを組んで作っていく。
・釣り足場:吊るして使用する足場
・移動式足場:別名ローリングタワー、キャスター付きで移動できる
くさび足場は中低層で主に使用される足場で、くさびのような形を別の部材にはめ込んで組み立てます。
枠組足場は高層建築物にも用いられる足場で組立て解体が容易な足場です。
単管足場は、戸建て住宅の塗装や補修など比較的小規模で利用されるパイプとクランプだけで組み上げられた足場をいいます。
吊り足場は、地上から足場を組むのが困難な場所で使用されます。
橋梁(きょうりょう)やビル、高層マンションといった場所で上から吊り下げるようにして組まれているのが特徴です。
移動式足場は、空調設備や照明器具の取り付けといった高所作業に用いられます。
この他、配管工事の場合は、天井配管を施工する際に用いる足場です。
これらの足場は、さまざまな現場で利用されています。
それぞれの足場について次の項目で解説しましょう。
足場の種類のメリットデメリット
それぞれの足場について、どのようなメリット、デメリットがあるのかを見ていきましょう。
くさび緊結式足場(ビケ足場)
くさびで固定していくことからくさび緊結式足場という名前がついています。
メリットとしては、簡単に設置や解体できること、輸送でコンパクトにできることが挙げられます。
ハンマー一本あれば、どんどん組み上げたり、解体できるため、組み立てや解体が容易です。
また、部材がコンパクトにまとめられることから、輸送しやすく、輸送コストの削減できるメリットもあります。
デメリットとしては騒音が挙げられます。
ハンマーでたたきながら組み立てや解体を行うので騒音対策が必要です。
枠組足場
鋼管を門型に溶接した枠を主軸にした足場です。
メリットとしては資材の強度があり、安全性も高いことです。
このメリットによって高層建築の足場にも用いられています。
一方、この強度の高さがデメリットであり、組立てや解体に時間がかかるうえに重いため、クレーン車を用意しなければなりません。
単管足場
パイプで作られたシンプルな足場です。
メリットとしては狭い場所でも簡単に組み立てられるため、住宅の狭小部分にも設置できます。
その分構造がシンプルなため耐久性や安全性がやや劣ります。
吊り足場
上部から吊り下げるように設置できるので、地上部分に制約がある場合(川や海、ビルなど)にも足場が設置できるメリットもあります。
一方、リスクの高い場所での設置が求められるので、技術や安全確保が難しい足場です。
移動式足場(ローリングタワー)
とにかく移動が便利な足場です。
そのため、天井の高い工場や体育館のような場所の改修工事で威力を発揮し、その機動力が最大のメリットです。
ただし、足場の転倒リスクや不正な地面では運用が難しいデメリットもあります。
まとめ
足場にはさまざまな種類があり、必要に応じて最適なタイプが選択されます。
ただ、固定のしやすさや設置の簡単さ、高く組み立てやすい足場を安易に選択するのではなく、安全性を重視した選択が重要です。
今回紹介した足場は、実際の現場で安全かつ効率的に組み立てや解体ができることを考慮して最適な選択されます。
そして、選択した足場を用いて足場工事の専門業者が現場で施工しています。
秋田県の足場工事のことなら、株式会社シンワにお任せください。
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