意外に時間がかかる?足場の組み立てや解体にかかる日数の目安は?
足場の組み立てや解体といった一連の足場工事は、専門の業者が担当しています。
一方で、気になるのがかかる時間です。
一体組み立てが始まってどのくらいで、メインの工事が行われ、家の足場がどのくらいの日数で解体されるのか知りたいという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、足場の組み立てや解体にかかる日数について解説しましょう。
足場の組み立てにかかる日数は?
最初に足場の組み立てにかかる日数について解説します。
目安は8時間前後
一般的な家屋、たとえばトラックなどがアクセスしやすく住宅地のような場所に立地しているところであれば、数人の作業員で担当して8時間程度が一つの目安です。
実質1日を日数としてみると良いでしょう。
なお、大きさの目安としては30から40坪の住宅を覆うだけの足場です。
外壁塗装や外壁修理、屋根工事といった目的で足場を組むとしたら、作業の初日が丸々足場の組み立てで費やされるイメージで考えるのがおすすめです。
意外に時間がかかる理由
足場を見ていただくと、組み立てやすさを工夫されているものが多く、DIYに慣れている方であれば半日程度で組みあがるような印象を受ける方もいるはずです。
しかし、1日かかる理由として安全確保や周囲の環境を意識していることが挙げられます。
足場工事は高所作業を円滑に行うための設備工事になります。
そのため、円滑に行えるように安全かつ効率的な足場組立が求められます。
一方で、足場そのものを組み立てる場合は、事前に他の業者が安全対策をしてくれているわけではなく、足場工事を手がける業者が自ら安全確保しなければなりません。
具体的には次のような点に注意しています。
・資材の水平確保
・障害物を避けての資材搬入
・安全確保しながらの高所作業
これらの点を意識しつつ足場を組み立てるのは、かなり大きな負担となります。
そのうえ、時間をかける必要があり、意外に時間がかかるのです。
また、周囲の環境を意識して作業を進めてもいます。
たとえば、落下物が通行人に当たらないようにネットを取り付けたり、周囲を注意するスタッフが配置されたりといったことも行われます。
このような周辺環境への配慮が日数のかかる理由です。
解体工事にかかる日数の目安は?
解体工事は、数時間で終わることが多くあります。
つまり、半日程度で解体が完了するのです。
解体工事は、安全を確保しつつ、解体する部材を順番通りに解体していくことや一部を丸ごとおろして地上でほかのスタッフが解体するといったことも行えます。
安全確保などを行いながら進めるものの、そこまで時間がかかる作業ではありません。
足場の解体や組み立ての日数が増える原因
これまで紹介した足場組立や解体の日数はスムーズに施工できた場合です。
実際は次のような原因によって日数が増えることもあります。
・天候
・立地や規模
まず、天候は多くの足場工事で日数が増える原因です。
雨が降っている場合は危険を伴うので工事を中止せざるを得ません。
足場が水で滑り、風によって資材が落下するといった危険もあるからです。
この場合は中止するか、非常に慎重な作業手順で組み立てや解体を進めるので日数がかかってしまう場合もあります。
次に立地や規模にも影響を与えます。
立地としては山の斜面に建ててある家だと斜面に部材を持ち込んで地面をならしてから設置する場合が少なくありません。
このような場所では日数も自然にかかってしまうでしょう。
また、100坪クラスの大豪邸などは、どうしても足場の規模も大きいので時間がかかります。
まとめ
今回紹介した通り、基本的には家屋の足場にかかる組み立ての日数は約1日、そして解体には半日かかります。
一方で、天候の悪化や、家屋でも立地や規模によっては、それ以上の日数がかかる場合もあります。
今回紹介した目安を参考に、気になる場合は事前に施工業者へ確認してみるのもおすすめです。
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